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タイトル: 日本企業グローバル化論 : 変えるか, 不変の堅持か, 日本型システム
その他のタイトル: A Study on the Globalization of Japanese Firms : The Strategy of Choice and Concentration on the Long-accustomed Business Practices
著者: 井沢, 良智
Izawa, Yoshitomo
イザワ, ヨシトモ
九州産業大学経営学部
発行日: 2004年2月27日
出版者: 九州産業大学経営学会
抄録: グローバリゼーション (グローバル化-以下適宜使い分ける) が国際化に代わって使われるようになったのは, まだそれほど古いことではない。当初はやや地域的な広がりが地球規模に近づくニュアンスであったが, 近年では世界的な統合, 統一, 標準化, 融合の意味合い抜きでは使えない用語になってきた。日本企業のグローバル化は, 旧習に浸ってきた戦後長きにわたる特異なシステムから, 新しい規準への急転回を意味し, これは, 混乱, 混迷にとどまらず, 企業業績にさえ甚大な影響を与え, そのダメージから回復するのに, 日本企業は, 時間, 費用ともに大きな賦課を背負うこととなった。世界から孤立した経済がありえない現代国際社会で, どうグローバル化に対処するか。世界の潮流の真のエッセンスを見据えながらも, いま伝統の日本型システムを改めて自ら問い, 廃棄・入れ替えか, あるいは逆に堅持するかを選択すべき関門に立っている。21世紀に入って, いぜん定かにならない日本企業のグローバル化の展望を試みる, 以下はその試論である。
URI: http://hdl.handle.net/11178/2057
出現コレクション:第14巻第3号

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